東大寺 修二会本行

開催日:3月1~14日

「お水取り」「お松明」の名で親しまれ、関西に春の訪れを告げる行事として知られる。12日の夜、本尊に供える香水を汲み上げる行事があることから「お水取り」と呼ばれる。また、「お松明」の名は、練行衆が二月堂に上堂する際、足元を照らす大松明で先導されることに由来。二月堂の本尊、十一面観音菩薩の宝前において行う悔過法要として、天平勝宝4(752)年にはじめられ、現在まで途切れることなく続けられている。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、3月1~11 日はお松明は基本的に見ることができるが、二月堂下芝生や広場の人数が一定数以上になれば、第2 拝観所へ誘導される。12~14日はお松明を二月堂下芝生や広場で見ることはできない。夕方5時以降、二月堂周辺の事前に設定された区域内に滞在することも不可。奈良公園内の春日野園地に設置する大型ビジョンに、映画監督の河瀨直美さんが撮影したお松明の様子などがライブ配信され、誰もが見られるようにする。映像は一部の旅館やホテルにも配信予定。